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元“ガンズ・アンド・ローゼズ”のスーパー・ギタリスト ロン“バンブルフット”サール @NSM

教務部長の西本です。

昨日2019年3月24日に元“ガンズ・アンド・ローゼズ”のスーパー・ギタリスト ロン“バンブルフット”サール 氏が来校されました。
主催: AMSA Records

ロン・サール氏は“Guns N’ Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)”に約9年間在籍しリード・ギタリストを務めてきました。
現在は、“Mr.Big”のビリー・シーン、元“Dream Theater”のマイク・ポートノイ、デレク・シェリニアンらと結成したスーパー・バンド“Sons of Apollo”で活躍しています。https://www.sonsofapollo.com/

 

私の知る限りでギターテクニックという視点では、まさに世界最高峰です。

まずは動画にてご覧ください。

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ロン氏が使用しているのは、Vigier(ヴィジェ)というメーカーのダブルネック・ギターです。

上がフレットレス、下が通常のフレット付きギターです。

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フレットの無いベースというのは一般的ですが、フレットの無いギターというのは非常に難易度が高いために使用しているプロも世界的にも稀です。

また小指につけた裁縫用の指ぬき(金属製)により、モバイルフレット(仮想的フレット)を使い、フレットの無いポジションでも音程をとれるような不思議なプレイをされます。

詳しくはクリニックを受講した方の特典ということで、ここでは説明を控えますが….

[iframe id=”https://www.youtube.com/embed/ht7YjyXKjW4″]

[iframe id=”https://www.youtube.com/embed/W9igo7u5g_w”]

使われた機材はHelix LTギター・プロセッサーとモーリーのワウのみ。

セッティングはほんの数分で終わり、あっという間にサウンドチェック完了です。

今回はギターアンプは使わずに、Helix LTから直接PA宅に音を送り、カラオケと混ぜて出力されていました。

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映像を編集して見てから驚いたことは、クリニック中も音が良いことに驚き、感動しましたが、録音するとCDのようなバランスになっているのです。

このポイントは本人は自分用のモニターにギターの音を返していないことにも起因します。

僕はサウンドチェックのときに、こんな小さい音でどうやって自分のギターの音をモニターするのか不思議だったのですが、ロン氏いわくカラオケの音をガンガンにして聞きたいらしく、自分の音はお客様が聞くPAからの音で十分なようです。

読むと簡単そうですが、普通のギタリストだと、あのサウンドバランスでは弾けないっす….(汗)

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このクリニックで感じたことは、個性的なギターであるけど、それは彼自身のパーソナリティからだというです。

 

一つのエピソードに若いときに、「君はブルースを勉強して弾くべきだ」とある著名人から言われたとのこと、それに対するアンチテーゼとして「I Can’t Play The Blues」、つまり僕はブルースが弾けないという曲を発表します。

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その奇想天外な曲がガンズ・アンド・ローゼズのボーカリスト[アクセル・ローズ]の耳に止まり、加入が決まったそうです。

僕自身、この個性を大切する。

個性を追求するということを今一度思い出して練習しようと感じました。

今後共、NSMでは世界に通用するアーティストを育成をコンセプトに今回のような世界レベルのプロを体験できる機会を作っていきたいと思います。

来校頂いたロン・サール様、本当にありがとうございました。

主催: AMSA Records様、本当にありがとうございました。

 

教務部長の西本がお届けしました。