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ポール・マッカートニー フレッシュン・アップ ジャパン・ツアー2018 @ ナゴヤドーム

こんにちは。教務部長でベーシストの西本です。

昨日はポール・マッカートニーのフレッシュン・アップ・ツアーの来日公演の最終公演となるナゴヤドーム公演に行ってきました。

前回の東京公演のレポはこちら⇓

ポール・マッカートニー ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017

今回は名古屋初というのが特筆すべきことです。

「音楽業界は景気が低迷している」みたいなネガな話題をSNSは好むので、そういう印象をお持ちの方も世の中にはいるでしょう。

そんなネガな不安は関係なくナゴヤドームは超満員!! です。

すごいですよね。
14,500~18,500円のプライスのチケットが売れているのですからね。

5万人が収容されていたとすると、チケット売上で8億円超えです。

すごいですね〜!

プラス、例えば2万人がグッズで5000円を落としていたとすると、グッズ売上で1億行きます。

僕がコンサートに行くときは少し穿った見方かもしれませんが、コンサート業界、エンターテイメント業界というのはビッグビジネスなんだと思ってみています。

コンサートの収入が大きいということは、舞台製作が物凄く上質です。

音楽以外のプロジェクター映像や照明、特殊効果などライブというのは大きなチームで動いているのだと思います。

ポール級の方はもちろん音楽だけでも魅せることは出来ますが、やはりドームクラスのショーであり、また音楽ジャンル的に普段はライブに行かないようなご高齢の方や新規で見に来た若い子たちを満遍なく楽しませるには、照明効果や特殊効果というのも欠かせません。

演奏はもちろんですが、特殊効果がショーを盛り上げていことは事実であり、業界はこのような特殊効果や照明、音響、舞台製作などの人材を求めています。

音楽的な部分でいうと学生達に強く伝えたいのは、基礎の大切さです。

誤解を恐れずに言うならば、ビートルズの楽曲は現在のポップスのファンデーションになっているといえます。

だから必ず聞いてほしい。
音質的に古臭く聞こえると思う。
しかし、最近のコンプでパンパンに圧縮された音楽よりも空気感や定位感など初体験になれるサウンドだと思いますよ。

またビートルズはブルーズやクラシックにも強く影響を受けており、ライブでのポールのベースプレイを見ながら、ブルーズのベースラインの習得という部分は今後学校で教育に強く入れていかなければならないと感じました。

またコードトーンを理解してベースラインを組むという基本はポールのベースラインから再認識させられました。

またやたらローが出るとか、レンジが広いことを売りにする機材など散見される昨今ですが、ポールのヘフナーのバイオリンベースは必要にして十分な低音。

やはり名機は名機の理由がありますよね。

むしろギタリストがベースを弾いたときにはフェンダーのプレシジョンベースを弾いていたのですが、ビートルズチューンには少しサウンドがビッグでファット過ぎなように気がしました。
好みの問題ではありますがね。

ポールさんのパームミュートを使ったピック弾きというのは粘りがあって、僕にはないサウンドなので凄く勉強になりました。

ドラマーのエイブさんも叩き方はワイルドだけど、シンバルのショットなど非常にジェントル。

プレイヤー達が大きな会場だからと、力任せということはなく、楽器を鳴らすことに必要なことをやっているという印象。それがとても勉強になりました。

それを良い音で再生している音響マンも素晴らしいとおもいました。

この大きなコンサートを作っているのは膨大な人数の業界マン達ですが、僕はエンターテイメント業界は本当に夢があって素晴らしいと思いました。

最後にミュージシャンの学生達にはぜひ海外のレジェンド達のライブに足を運んでほしいと思っています。

その理由はトップミュージシャンのライブは掛けている予算が大きいので、すべてのセクションの仕事がトップレベルだからです。

プロになりたければ、トッププロの仕事を観て、知っていることが大切。

これは、プロの料理人になりたい人がファーストフードだけを食べているのか? に通じます。

また、教育としてもっともっとビートルズチューンを学生に演奏してもらったり知ってもらうことが大切だと感じましたので、それも教育に反映させていきたいと思っています。

まずはベーシストならビートルズをたくさん聞いてポップスの基盤となるベースを耳に刷り込んでおいてほしいです。

そんなことを感じた素晴らしい夜でした。

教務部長の西本がお届けしました。