3人組ヴォーカルグループ・ベリーグッドマンの全国ツアー「ベリーグッドマン“サンキュー”TOUR 2025」が開催され、滋慶COMの学生がバックダンサーとしてツアーに帯同させていただきました。今回、大阪・グランキューブ大阪メインホールで開催された大阪公演(7月)の合間に、今回の取り組みについて直接貴重なお話をお伺いしました。

――改めて今回の取り組みのきっかけについて教えてください。
MOCA:今回の取り組みに関しては、未来の可能性を秘めた人たちのフレッシュさを、自分たちにも取り入れたいと思ったのがきっかけです。もちろん、プロのダンスは素晴らしいです。でも今回参加してくれた学生のみんなも、「学生だから」ということもなく本気でダンスに向き合っていますし、そんなところも含めて相対的に考えて、今の自分たちにぴったりはまったんですよね。
Rover:HiDEXの母校でもあるので、僕達も思い入れが強いというのもありました。プロの世界を体験してもらうことは、学生の皆さんにとってもいい機会になればいいなと思いました。
HiDEX:僕が在学していた頃より、プロの現場を経験できる機会は増えているし、皆さんが今それを本気でやっているのを見ると凄いなと思います。正直に言うと、当時の自分は、本気で何かに取り組めていなかった気もしています。だからこそ、その頃の自分と同い年ぐらいの子たちが今本気で取り組んでいるのを見ると、羨ましいし、今一緒に何かをできることがとても光栄です。今日は、振り付けを考えてくれた子もいるんだよね?
学 生:はい! 私は「FIND YOU」の振り付けを担当させていただきました。
Rover:「FIND YOU」はとても大切な曲なので、それはすごく嬉しいですね。ありがとうございます。この曲は、佐賀県の学生たちとコラボして作りました。MVも、実際に佐賀県でスポーツや吹奏楽といった活動に取り組んでいる学生さんたちに協力してもらって撮影しました。このMVからたくさんのエネルギーを感じて欲しいなと思っていて、全国ツアーでも各地で皆さんに見てもらっていますが、振り付けはどんなイメージで作ってくれたのかな?
学 生:すごく元気な明るい曲なので、初めて聴いた時に、ハッピーで前向きな気持ちになれたんです。じゃあどんな振り付けにしようかとなった時に、サビはみんなで手を振って踊れたら、ライブが盛り上がって楽しめるなと考えました。実際にステージからお客様がその振り付けをしてくださっているのを見て、ひとつになれていると実感して感動しました!そして改めて、そのステージに自分が立てていることもとても嬉しかったです。
MOCA:他のみんなはどうでした?
学 生:自分のダンスで「ファンの皆さんにどう喜んでもらえるか」と考えながら踊る経験は、初めてでした。実際に経験して、自分のダンスでお客さんをどう盛り上げられるかという力がついた気がするので、将来自分が進みたい進路についての幅が広がりましたし、
学 生:普段は1曲踊ったら一旦終わりですが、ライブは約2時間と長時間ですし、その中での演出に沿ってのパフォーマンスは緊張感があって、集中力が上がった気がします。
学 生:今回、お客さんとの一体感を実際に体験して、ライブって本当に特別な体験だなって思いました。
Rover:あのお客さんと僕らが共鳴し合って、ようやくライブが完成する感覚ね!
学 生:今までは、ただダンスを踊っていただけだったと気がつきました。歌詞を肌で感じて、それを伝えながら踊るといった経験で、自分の中のダンスに対する意識もひとつ上に上がりました。アイコンタクトだったり、手拍子で煽ったり、お客さんとのコミュコミュニケーションを取る能力も上がったなって思います。
HiDEX:僕たちは、正直いうとダンスのことにそこまで詳しくなかったりしますけれど、周りの舞台を作っているプロの大人達が、皆さんの踊りを評価してくれています。自信を持ってくださいね!











学 生:皆さんは音楽を作るにあたって、何か心がけていることはありますか?
MOCA:自分の気持ちに正直に、嘘はつかないことです。もちろん、「こうなりたい、こう思いたい」といった希望も含んでいます。でも、その等身大でいいから嘘をつかないっていうのが、結局人に届いていくんじゃないかなと思っているんです。
学 生:ベリーグッドマンさんの楽曲は、元気や勇気をくれますが、皆さんも落ち込んだり挫折したりってありますか?
MOCA:もちろん、それぞれ個人的に学生時代から各々の活動で、挫折を繰り返していますよね?
Rover:そうですね。今は挫折というか、現実を突きつけられる瞬間はたくさんありますね。タイアップをとるための曲を作って提出したりしても、採用されなかったり。かといってそこで諦めて辞めるわけでもないし、卑屈になることもなく。正直に、今思っていることを歌にするのを頑張ってきています。でも、挫折で落ち込むというより、ブレてしまう時はありますね。もしかして、自分たちが今までやったことのないようなことをやった方が売れるのかな? みたいな葛藤は常にあって。そんな風に考えた時に横を見渡したら、いつも通りのメンバーやスタッフがいるんですよ。それで「あ、しっかりせなあかん」と、その存在にまっすぐ 整えてもらって頑張ってきています。
MOCA:もうひとつ大事にしているのは、今って画面の中の映像や音を聴くことがあっても、大きな音で音楽を聞くことってあまりないですよね。僕らもそうですけれど、ダンスって大きな音でリズムを体で感じて踊る感覚が絶対大事だと思います。
学 生:改めて本日はありがとうございました。
Rover:こちらこそ!これからも、是非一緒に何かやっていきましょう!










