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YouTube利用に役立つ著作権

今年度プロミュージシャン科、音楽テクノロジー科、ダンス&アクターズ科ダンスコースの著作権の授業を担当しております小谷です。

私は、米国の大学で音楽著作権の基礎を学びました。

初めは、著作権(英語ではCopyright→©と万国共通表記されます。)と聞いた時、なんとなく「大切なんだろうな、でも難しそう」というのが印象でした。しかし、勉強していくうちに著作権のダイナミックな部分にとても興味を持ちました。それは著作権の財産権(お金を生む権利)についてです。

「夢の印税生活」という言葉を聞いた事はありますでしょうか? 「夢の印税生活」とは、著作物(楽曲等)をつくり、高い顧客吸引力(人を魅了する/惹きつける力)を得る事ができれば、その著作物、すなわち著作権(著作物に著作権がくっついているので)があなたの代わりにお仕事を
してくれて、お金を稼いで来てくれます。

あなたの著作物がインターネット、TV、カラオケやCDなどで使用されると、その度にあなたのところに使用料としてお金(印税と言います)が入りその収入で生活する事です(印税には他にも幾つか種類があり、これが唯一ではありません)。

いまや人気職業の一つであるYouTuberもこの分類に入るかと思います。

しかし、著作権の概念(考え方)や仕組みを知らないと、著作権があなたの所に上手くお金を運んでくれない事が多々あります。仕組みは時代とともに変化して行きますが、概念は一度理解すると長期的に使える知識になるので、就職系やデビュー系に関わらず、エンタテイメント業界に携わる仕事を目指す人にとっては鍵となるアイテムです。

NSMでは下記の動画(YouTubeが公式につくったレッスン動画[YouTube Creator Academy] )の一部を使用して著作権授業でお話をしております。3分程の短い動画ですが、非常に上手くまとめられた映像です。ただ、一度見ただけでは、全て理解できる人は少ないと思いますので、授業では、動画で使用されている用語等も含めて細かく説明させて頂いております。「歌ってみた」や「弾いてみた」などのカバー曲使用についても触れられていますので、興味のある方は一度ご覧ください(字幕設定を変更すればもちろん日本語でみる事もできます)。

小谷がお届けしました。