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金髪副校長Toshi HiketaのNSM Blog 〜追悼 Edward Van Halen 彼から学んだ大切な事〜

徐々に寒くなって来て、本格的な冬の到来も近いですね….

さて今回のBlogでは、前回からの続き〜特別編〜と題して、エディから学んだ、とても大切な事を3つ書きたいと思います。まず最初は….

『Rockの基本であるリズムの大切さ』

Rock Guitarの基本であるリズムギターの重要性は、ギターヒーローが登場する度に薄れていき、特にエディが登場してからは、派手なテクニックばかりがクローズアップされるようになったのも事実です。よく『エディのソロのテクニックは凄いね〜!』と、言われますが、エディはソロのテクニックだけでは評価できる人ではありません。特に速弾きやタッピングなどのギターソロが注目されますが、彼の本当の凄さは『バッキングのアイデア&リズムの凄さ』に集約されると思います。

エディ本人も『ソロはバッキングの延長線にあるものだから、リズムがカッコ良くないとソロの意味が無いんだよ』と、インタビューで言っていました。あのJimi Hendrixもそうですが、真のギターヒーローは、バッキングのアイデアも素晴らしく、最高のプレイ&トーンですね!特にエディのアイデア豊富で斬新なバッキングは最高にカッコ良く、永遠のRock Guitarバイブルだと思います。

『いつまでも少年のような好奇心と探究心』

エディは、トップギタリストになってからも、気持ち良い音を求めて、ギターやエフェクト&アンプなど、常に新しい音を探求していました。また天才と呼ばれても、周りを気にせず常にギターを離さず、ずっ〜とギターを弾いていました。前回のVH日本ツアーの際も、ライブの後も楽屋からギターの音が聞こえていましたし、本当にギターが体の一部になっているように感じます。また、新しいアルバムをリリースする度に、新しいテクニックを聞かせてくれて、本当にアルバムのリリースが楽しみでした。もっとカッコいいサウンドを求めて、作曲やギターテクニックはもちろん、斬新なアイデアにチャレンジする姿は、永遠のギターキッズのように感じます。

『いつも笑顔』

とてもポジティブなエディですが、長いツアーの時に体調が悪かった日も多々あったと思います。しかし見に来てくれたオーディエンス&ギターキッズをハッピーにする為に、ステージではジャンプをしながら笑顔でギターを弾いていました。彼の笑顔を見てパワーを貰った人や、ギターを始めようと思った人は世界中に沢山いると思います!いつも笑顔で、聞く人をハッピーにしてくれる彼の姿には感謝の気持ちしかありません。

エディが残してくれたものは、もっともっとありますが、個人的にはこの3つの事が、心のど真ん中にあります。

これからも、この3つの事を胸に、ギター、Van Halen、そしてエディに出会えた事に心から感謝してギターを弾こうと思います。

3回に渡り、長文のBlogを読んで頂き、どうもありがとうございました!