ホスピタリティとツッコミ
アクター担任の藤崎です。
アクター担任と
デビューセンターを兼務しておりますが、
もうひとつ別の顔が…。
何を隠そう「ホスピタリティ・コーディネータ」
なのです、エッヘン( ̄^ ̄)
ホスピタリティ・コーディネータとは、
日本ホスピタリティ推進協会の養成講座を受け、
試験に合格した方が認定される資格です。
詳しくはこちら↓↓
https://hospitality-jhma.org/wordpress/hc/abouthc/
エンターテインメント業界には、
まさしくこのホスピタリティが大切。
私も日々、学生にはホスピタリティを持って接し、
その大切さを教えている!
つもりです、はい…。
……たぶん、出来ているかと…
ここで、ちょっと解説。
ホスピタリティはサービスと混同されがちですが
「サービス」=「等価交換」
お客様が金銭に見合うものを与えてもらうのがサービス。
「ホスピタリティ」=「信頼関係」
一方通行ではなく共に喜びを共有する「相互満足」があって成立するのがホスピタリティ。
信頼関係を強め、共に価値を高めていく「共創」
これがホスピタリティにおける重要なキーワードなのです。
想いや気遣いに近いものなので概念的なものが強いですが、これがとても大切。
日本人でいう「おもてなし」精神ですね
★いかに相手の気持ちに立って考えてあげれるか?★
が大切になります。
「自分がされて嫌なことはしない」
なんて昔からよく言われますが、それも少し違っています。
「俺(私)、それされても嫌じゃないし」
なんていう「俺」「私」目線は関係ありません。
「相手」にとってどうか、が大切。
それにはまず「相手」を知ることが必要です。
・どんなこと言われたら傷つくのか
・いまはどういう状態(精神的、身体的)なのか
・何を必要としているのか
などなど他にもいろいろありますが、観察し、理解して対応する。
これが必要ですね。
これが出来る、出来ないでコミュニケーションも変わってきますし、
職場、現場での空気も変わってきます。
でもなかなか出来る人は少ない…。
だって人間だもの、独り善がりや自己保身をしたくなる…。
でもそれでは、ダメ
エンタメ業界、人間性が一番大切です。
常に相手、またお客様への感謝の気持ちを忘れずに。
業界を目指す方は、
年末年始この「ホスピタリティ」について考えてみてはいかがでしょうか(*^o^)/\(^-^*)
養成講座で講師の方が、
「ホスピタリティのことを常に考えていることが、すでにホスピタリティである」
と言う言葉を今でも覚えています。
デカルトの「我思う故に我在り」にも通じますね。
実はツッコミもこれに似ていて…。
関西人は、相手がボケたらつっこむのが礼儀と教わっています(嘘w)
「悪いことしたら、吉本(興業)入れるよ!」
とも言われます(これはホント)
この、ボケたらつっこむ、にホスピタリティを感じずにはいられない
ツッコミは、
「ボケが言いたいことを最後まで言わせてあげてつっこむのが、本当のツッコミ。」
と笑福亭仁鶴 師匠がおっしゃっておりました。
フムフム、確かにその通り
ボケを成仏させてあげるのがツッコミ。
またボケた相手を生かすのもツッコミ。
信頼関係、相互満足が無くては成立しませんよね。
年末年始は、お笑い番組の多いので、お笑いを通してホスピタリティ力をUPしましょう