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徹底的に学び、業界の第一線で活躍するための4年制 スーパーeエンターテイメント科

こんにちは西本圭介です。

本日はタイトルの4年制 スーパーeエンターテイメント科について説明したいと思います。

まえがきとして、私は姉妹校 大阪(OSM)を1994年に卒後プロミュージシャン/ ベーシストとして国内外で活動し現在は本校の教務部長 / 副校長に就任しています。

私が入学した当時から30年近く、本グループでは2年制と3年制学科で運営していました。

 

 

本年4月から4年制 スーパーeエンターテイメント科がスタートし新入生が入ってきます。

ここをご覧になっている高校生くん、もしかして在校生くんも読んでいるかもしれませんが、これからは4年制の教育が必要な時代になったと思います。

本校では2年制、3年制から4年制 スーパーeエンターテイメント科への転科も可能なので、在校生くんもぜひ検討してほしいです。

 

まず、2年制と4年制の大きな違いを説明します。

 

今回は例えがわかりやすく、自分を例にしてベース(ベーシスト)でお話します。

この例えをギター、ヴォーカル、照明やPAとか自由に置き換えて読んでください。

 

例えば、高校時代に軽音楽部をやっていた人、または全くの初心者もベースコースに入学をされます。

初心者や中級者が1年で成長できる伸び幅は様々ですが、初心者が一年でプロレベルになることは簡単なことではありません。
相当な鍛錬が必要であることは容易に想像できますよね。

2年制コースで卒業時にプロになっていることを想定すると、2年次の春からオーディションにチャレンジし、最低でも秋頃には進路(デビュー先)の目処を立てておく必要はあります。

秋頃からデビュー先で動きを開始しても、次の年の春(卒業時)に何らかの結果が出ていれば早い方です。

要するに1年ちょっとでプロレベルのベーシストの能力をつけなければならないということです。
2年は本当に短いですからね。

もちろん、これまでも2年制でデビューしている実績はありますので、無理ではないが、やはり時間が多少不足しているとはいえます。

今何故に4年制かというと、業界が大きく変わってきたからです。

 

業界がどのように変化してきたかというと。

プロになるために、自分自身で情報を発信してファンをすでに獲得してることを企業が求めているからです。

 

以前は例えば歌が上手いということだけでも企業が契約をしてくれました。

それが今は歌がうまくて当たり前でYouTubeのチャンネル登録者が何人いるのか、SNSにファンが何人いるかを求められます。
歌がうまいだけ、ベースが上手いだけではなく、曲が書けることや、バンドで個性があるなど付加価値が必要なのです。

 

このように専門学校に求められることも、楽器が上手い、歌がうまいは当然として、プラスαの能力を求められます。

このプラスαは何かというとプロデュース能力です。

 

 

 

このプロデュース能力というのはとても大切なことであり、楽器が弾ける、歌うだけだとすでにYouTubeで人気を博している小学生だって山程いる時代です。

ただ、YouTubeやSNSで人気が出ていることが決してビジネスとして食って行けていることではありません。

 

ここがポイントです。

 

YouTubeやSNSで人気をとっていくことも必要ですが、それをビジネス化できないと、職業とは言えません。

ネットを駆使して人気を出していき、なおかつ食えるようになることが本校の教育の核です。

 

ベーシストになりたい場合は最低でも2年間はみっちりと技術と音楽理論などの能力の開発が必要でしょう。

昨今のアニソンやボカロタイプの曲はベースがとても難しい奏法で演奏されている場合が多く、私が学生だった頃よりもテクニックに対してのハードルがかなり高くなっています。

 

もちろんベーシストとしての能力が高くなって卒業したとしても職業として食うための能力が開発されていない。

3年、4年目ではセルフプロデュース能力、最新のテクノロジーを駆使して自分を売り込むことを学びます。

例えば、DTMの能力、自分自信で自宅で録音までできる能力、映像を編集し配信する能力も身につけます。

 

 

そして人気のK-popが欧米をターゲットにしていることでわかるように、日本も少子化を考えると海外にマーケットを移さないと、間違いなく国内需要だけでは食えない時代になります。

 

そのため4年制コースでは卒業時に英会話で仕事ができるレベルになれるようなカリキュラムを用意します。

 

2年制コースでもデビューできる就職するチャンスはありますが、将来を見据えた場合に2年間とはいえ、実質は一年ちょっとの教育で就職活動やデビュー活動に突入する学科と比べて、

しっかりと4年間、自分の専門性の教育に時間を掛け、または照明とPAというように、2つのプロフェッションをみっちり勉強できるようになることで、就職時の選択の幅が広がる。

当然、幅広い能力を有して、プロデュース力がついて英会話ができる人材であれば、よりランクの高い目標を目指すことができると思います。

 

個人的にはプロミュージシャンを目指す場合、特に初心者の方であれば、4年制コースを圧倒的におすすめします。

 

一旦2年制に入学されてから、4年制へ転科することもできますので、入学後にご相談ください。

もちろん、在校生の方で4年制へ転科したい場合も各担任にお尋ねください。

 

コロナ禍で大きく業界が変わっていき、業界が求めていることが変化している中で テクノロジー・英会話・マネージメント力 をしっかりつけて活躍できる人材をこれからも業界とともに排出して行きたいと思います。

 

 

教務部長の西本がお届けしました。