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出会い

お仕事の関係上、文部科学省のホームページに時々アクセスします。

文科省が基準とする高校卒業の基礎学力がどの程度か気になりませんか?
こちらで過去問題を確認できます↓(令和元年度以前は問題と解答が掲載されています)。

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/1421021.htm

本校は、2020年4月よりNSM高等課程を開校しており、2年目を迎える今年度も沢山の
生徒さんにご入学頂きました。一方、専門課程では新たな4年制の専攻が始まっており、
更に英語教育に力をいれております。

本日は、文科省ホームページ掲載の高等学校卒業程度認定試験問題(英語)
の過去問題に他とは少しテイストの違う長文問題を発見しましたので、ご紹介させて頂きます
(下記に訳してみました→一部意訳しております)。

目覚まし時計なしで目が覚めた、5時だった。
まだ暗くて寒かったが、ベッドから起き上がりジョギングウェアーに着替えた。

妻が台所で朝食の準備しているのが聞こえた。
子供たちはまだ眠っている。

冬の寒い朝でも早起きしてジョギングをするのは、
高校時代からの習慣で今では難しいことではない。

高校一年生の元日から全てが始まった。
学校の課題で提出した新年の目標に「身体を動かす事」を掲げた。
これまで試したことがなく、始めやすいかもしれないと思ったからだ。

目覚まし時計3つを用意し、5時になんとか起きることができた。
ピカピカの青と黄色のランニングシューズを履いて毎日、川沿いをジョギングした。

最初の2週間は継続して頑張れたが、3週目には、暖かいベッドから出る事ができず、
初めて一日サボってしまった。それでも翌朝はなんとか起き上がり走った。

川沿いを走っていると、生物学の授業を一緒に受けているサラがジョギングしているのが目に入った。
私は、彼女の優しくて愛想の良さが好きで、気になっていた。

しかし、学校外で話すことなんてできずにいた。

彼女が走って私に近づいて来た。
「おはよう、ジョシュ!」と彼女は立ち止まり元気に挨拶、
「やぁ、サラ」と私は可能な限り緊張を隠し平静を装い返事をした。

「普段ここでジョギングしているの?」と、私が質問、
「実は、今日は2回目」と彼女は恥ずかしそうに答えた。
「私、この先のマンションの5階に住んでいて、
先週あなたがここを走っているのが見えて、私も、と思ったの。」

その日から、私はもう一日も欠かすことはなかった。

サラと私は一緒に走り始めた。

それから何年も経ちました。

もう履いてはいませんが、私は今でも同じ青と黄色のランニングシューズを持っています。

シューズを見るたび、サラに会ったあの朝を思い出します。

二人の子供の世話が忙しいので、私たちはもう朝には一緒に走りません。
代わりに、私たちは交代でジョギングと朝食の準備をします。

サラは私のお気に入りのランニングパートナーであり、妻でもあるので、
いつかまた一緒にジョギングをしたいと思っています。

問題の原文はこちら→ https://www.dropbox.com/s/th2htwv295ei245/11-12.pdf?dl=0

「出会い」って思いもよらないところにありますね。

少しでも興味を持った事、この夏はじめてみませんか?
一生を左右する「出会い」にめぐり合えるかもしれません。

NSMの夏のOPEN CAMPUS はこちらです↓
https://www.nsm.ac.jp/opencampus/

 

小谷がお届けしました。