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裏方を目指すという事

じめじめした季節に誕生日なんだって。
ハッピーバースデー梅雨~

という始め方もします、大谷です。

本来ならこの季節は裏方にとって最も忙しい時期の1つでした。

昨今CDが売り上げを落としている代わりに跳ねたのが音楽フェスです。
私が音響屋だった去年までは毎週末夏フェスの仕事をしていました。
それが落ち着くともう夏が終わっていて、気付けば秋フェスが始まり、そうこうしているとカウントダウンイベントが目の前。
1年が早かったものです。

こんなに落ち着いてしまった夏を経験したことがない職種なので、近況を仕事仲間に聞いてみました。
ある音響屋さんは会社内のメンバーで1つの楽曲を各自Re:MIX社内で講評会を行い、ある照明屋さんは今まで使ってきたツアーのデータを見返しながら自分ならさらにどうブラシュアップするかを考える時間としているそう。

毎度言いますが、音楽業界は全く負けていません。
このイベント自粛のさなか、それぞれが自分の腕を黙々と磨いているのです。

私はその話を聞いた時に物凄くうれしくなりました。
裏方業界は華やかで楽しそうで夢を与える事ができる仕事。としか認識されない業界。
つまり過酷で体力が要り、それでいてこの様な環境で真っ先に影響を受ける。とは認識されづらい業界かもしれません。
そんな業界の諸先輩方の自習はまさに辛いよりも楽しいが勝っている証拠だと感じました。

私はこの事について、今春から入学された学生さんにも伝えています。

あきらめたくなる時、挫けそうな時、泣きたくなるような時
そんな時にこそ、この仕事の素晴らしさを伝えていく事が我々の仕事のような気がします。

最後にご覧いただくのは、この想いを伝えたうえで楽しそうに、それでいて一生懸命まじめに取り組む今年入学したばかりの照明の学生たちです。

入学して、たった2カ月。
めちゃくちゃ頑張ってくれている。。。

照明担任の私としてはこれ以上嬉しいことはありません。
楽しみながら本気になれるって最高じゃないですか?

大谷